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2019年3月

2019年3月24日 (日)

高校演劇アワード

こんにちは。
  
 
八王子学生演劇祭2019で制作と
広報をしております荻山です。
  
 
  
 
  
 
今度、制作ワークショップの講師として関わってくれる
小堀さんが企画・制作をしている「高校演劇アワード2019」を観に
岩手県西和賀町にある小堀さんのホーム、銀河ホールに行ってきました。
 
  
  
 
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※高校演劇アワードホームページより引用
  
 
  
 
  
 
行くと決めたのが3/20。そして行ったのが3/23
急激に行くことを決めたのですが、結論から書きますと、
急激に行くことを決めた自分をほめてあげたい。くらい良い経験でした。
 
  
  
  
どんなイベントだったか、詳しくは公式ホームページをみてください。
  
 
  
  
昨年度のチラシ。
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※高校演劇アワードホームページより引用
  
 
「何を言うかは、台本が決める。言いたいことは、わたしが決める。」
すてきだ・・。
  
  
  
  
ポイント!
・5つの高校による公演が1日で行われる。
・全団体が同じ台本を上演する。(今回は劇作家、演出家、鳥公園主宰の西尾 佳織さん作「わたしたちの家」)
・演出、脚色は各団体にて行う。
・最優秀演出賞など、賞がある。
・プロがかなり濃厚な講評を行う。(とても濃厚だった。)
結果、同じ台本であるにも関わらず、まったく異なる作品ができ、
「演出力」であり、団体の「総合力」がとても問われる演劇アワード(国内唯一)
  
 
  
  
  
  
  
 
前日が仕事だったため前のりができず、23日の朝東京を出発。
ちょっと寒いらしいと小堀さんから聞いていたので、念のためパーカーをもっていく。
  
   
  
早朝。
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7年ぶりくらいにのる新幹線。
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途中駅。ちらつく雪。
  
 
  
  
  
 
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雪?
  
  
  
  
ついたよ、西和賀町。だいたい5時間くらいの旅。
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完全なる雪国。
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ちょっとどころではなく寒い。
いま、小堀さんから頂いたメッセージをみたら、
「とても寒いですね。」と書いてあった。
完全なる読み違い。そしてまさにとても寒い。
  
  
  
 
ニットにジーパンという、場違いな服装。
みんなはもふもふのコートやダウンを着ていた。
おもわず、パーカーを羽織る。 
  
   
  
  
  
容赦なく吹き付ける雪。 
しかし、ダッシュで銀河ホールへ。
  
 
  
 
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残念ながら着いたときにはもう、2団体目が終わりそうな状況だった。無念。
  
 
  
 
  
 
ホールの中の様子。アットホームな雰囲気。演劇用のホール。
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というわけで、下記3団体を観劇。
盛岡市立高校
岩手県立盛岡第三高校
岩手県立西和賀高校
  
 
個人で演技賞をとったり、しっかりと間を使えていたと評されていた
盛岡大学附属高校、そして独特の大掛かりな装置があり、
津軽弁で会話をしていたらしい青森県立木造高校も観たかった。。
  
 
  
  
 
休憩中、ロビーからみた景色。もはや吹雪。
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各団体について書くときりがないので止めますが、レベルが高かったです。
思うに、力のあり、色々と頭を悩ませる仕掛けのある良い台本にしっかりと
挑んだからだと思います。
  
  
  
うらやましい。なんと面白そうな台本。
  
  
  
  
とはいえ、ちょっとだけ。
岩手県立西和賀高校について書きます。
  
なんと、演劇部ではないそうです。有志団体、とパンフレットに書いてありました。
しかし、驚くべき構成力。空間の使い方。小さいけれど大胆な脚色。僕、びっくりしました。
おしくも最優秀演出賞とはなりませんでしたが、それに次ぐ、優秀演出賞。
なんと演出は高校1年生。ちなみに僕は一番好きでした。
  
  
  
でもどこも面白く、正直もはや好みのレベルでは、という感じだった。
後ろに座っていたおじさんが、上演がおわるたびに、「まいった。」「まじか。」
といっていた。わかるよわかる。僕もそう思いました。
  
  
  
そしておそらく出演者の方のツイートでしょうか。
「この結果を先生に早く伝えたい。そして演劇部を作ってほしい。」
  
もしこの成果を受けて演劇部ができたら、彼らの活動がこの企画を通して
報われたということになり、それはとてもすごいことだなと思います。
心から応援しています。
  
  
  
そして全団体の講評(約1時間30分)をたっぷりと聞き、あっという間の1日。
宿のの付近でごはんを食べようとおもったらタクシーの運転手さんから
「こっから先は、何もないよ。食べるところは、何もない。あはは。」
と聞き、絶望していたら、宿のおかみさんがカップ麺をくれた。
  
  
  
  
小鉢もついていた。優しい。おいしい。
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女将さんも銀河ホールに何度か演劇をみに足を運んでいたそうで、
詳しく話を聞くと、小堀さんの別企画大学生が2週間滞在していたことが
あり、演劇に興味をもったとのこと。
  
  
  
  
町よ。演劇よ。まさにいま僕が考えている様々なことたちよ。
  
  
  
  
そんなことを考えながら温泉につかり、ちょっと怖い人形にみつめられながら、
ぐっすりと寝ました。
  
  
  
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そんな小堀さんを講師に迎えて行うワークショップのページはこちら
ああ、もはや僕がすごい楽しみ。
みんなでいろいろ根掘り葉掘り聞きましょう。

2019年3月12日 (火)

「ああ、大人になっても演劇続けていきたいな。」大学生・高校生・中学生向け制作ワークショップをはじめる前に・・・

「ああ、大人になっても演劇続けていきたいな。」

大学生・高校生・中学生向け制作ワークショップ
 
 
 

(4/11 追加) -----

八王子学生演劇祭2019の制作・広報をしております荻山です。

 

4月9日に、講師の小堀さん、中込さんと、ワークショップの具体的な中身について打合せをしました。
約3時間に渡る打合せ。主に小堀さんと、中込さんとがしゃべり続けていました。
僕はついていくのに必死で、途中からずっとチョコとソフトクリーム、牛乳プリンのことを考えていました。
ちゃんと話しを聞いていなかったわけではなく、とにかく今、甘いもの食べたい。それくらい脳みそを酷使した、ということです。

 

その打合せの中で、今回のワークショップを通して参加者のみなさんに「考えてみてもらうこと」が見えてきましたので、追記します。
今回のワークショップのキーワードは、「価値について」になりそうです。
なぜならばその打合せで、「価値」という単語が、出席者総計で100回くらい発語されたからです。

 

 

〇考えてみてもらうこと
・演劇の価値はどこにあるのか?
・それを自分(たち)以外のひとたちに分かってもらうには?

 

〇価値についての話し
・価値の正体はギャップ(差異)であること
・価値の大きさはギャップの大きさであること
・大事なのは「気が付く力」
・〈これまでの自分(たち)〉を一旦忘れることがコツ

 

 

 
「自分を安売りしてはいけない」と、3月あった最初の打合せで、小堀さんが言っていました。
では自分の価値は自分できめるのでしょうか。他人が決めるのでしょうか。
そして、価値とはどうやって作るのでしょうか。
それを知れたら、上手にコントロールできたら、それはとても強い武器になるのではないか。

 

ああ・・・それは、僕が知りたい。知りたいです。
でも打合せの場でそれを聞くのは我慢しました。当日聞きます。
小堀さんは、制作、企画、作演出、全部をやり、現場に足を運びます。

だからきっとそういうことが見えるのだと思います。
そういう人は、とても貴重だと思います。絶対数が少ないので。

 

そして打合せの翌日、確認したいことがあり深夜0時ころにLINEをしたところ、
「今、ギンガク(小堀さんが企画している銀河ホール学生演劇合宿事業)の脚本会議を4時間しています。」といっていました。
ああ、この人は、確実にずっと演劇を続けて行く人だと思いました。

 

 

打合せの最後に、「あとは楽しく、もっている知識については、求められる限り出し惜しみしないこと。」を、みんなで確認しました。
答えは参加者のみなさんそれぞれにあると思いますので、そこに近づけるヒントを持って帰ってもらえるよう、全力でがんばります。
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演出家の中込遊里さんから、制作ワークショップの具体的な
中身について、コメントをいただきました!(4/7更新)
それは、こちら。
 
 
そして、3/13にいただいたコメントがこちら。
 
 
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2
 
 
演出家の中込遊里です。
 
 
 
中学校で演劇部に入り、そのまま、演劇中心の生活を20年以上続けています。色々なアルバイトをし、結婚し、育児中でもあります。これからも演劇を続けるだろう。続けられるはず。と思っています。
 
 
そう信じているのは、色々な理由があります。
 
 
演劇を一生続けた先人たちが現実にいるから。
 
 
演劇の仕事で家族を養っている人を知っているから。
 
 
ここまで続けてきたから。
 
 
一緒に続けていけそうな仲間がいるから。
 
 
その中でも一番の理由は、
 
 
「演劇が一人では創れないものだから」
 
 
だと思います。
 
 
他の芸術と比べても、俳優・スタッフなど、演劇には実に多くの人が関わります。そして何より、観客が必要です。
 
 
観客がその場に立ち会わなければ、ライブで創り上げられる演劇は成り立ちません。
 
 
私は、自分の見たい世界を舞台に乗せます。それは未完成です。お客さんが、それを演劇にします。
 
 
その出会い方は、なんともいえない、くすぐったさ、嬉しさがあります。
 
 
演劇をしていなければ、この人たちとはきっとこんなふうには出会えなかった。
 
だから、私は演劇を続けていられます。
 
 
 
 
あなたは、どうして演劇をするのでしょうか?
 
 
 
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(3/17記載)
こんにちは。
 
 
八王子学生演劇祭2019の制作・広報をしております荻山です。
 
 
先日、この制作ワークショップのチラシのデザインを、演出家の中込さんや財団のメンバーと考えていたのですが、このワークショップが具体的に「何をするのか」、ということについての説明がとても難しいよね。という話になりました。
 
 
そこで急遽このページを作って、とにかく具体的に「何をするのか」、チラシに書ききれなかったことを、ひたすらに書こうという話になりました。
 
 
制作の仕事については、fringe に記載されている「制作者の役割」というページがすごくわかりやすいので、興味のある人はぜひ、読んでみてください。
 
 
このワークショップはもちろん、いわゆる「制作の仕事」にも簡単には触れます。
ただ、中込さんが送ってくれたコメントにもあったとおり、演劇を作る側と、「お客さん」との関係についてたくさん話しをし、みんなで考えたい。そこが主軸になると思います。
そして、みなさんが演劇を続けていくためのヒントが、そこにあると考えています。
 
 
 
とはいえ、正直、僕も最近いろいろ考えさせられることが多いです。
 
 
というのもこの財団で働くようになってから、八王子学生演劇祭以外にも、八王子ユースオーケストラや赤ちゃん向けコンサート、落語、車人形(八王子の伝統文化)、狂言、サーカス・・・と色々な事業に関わり、それを「お客さん」に届ける、ということをしてきました。
 
 
演劇以外のたくさんの表現に関わり、多くの「お客さん」に届けるために、その表現について勉強したり、作っている人に話しを聞いたりするのですが、結果、なんというか、どれもすごくいいなぁ、と思っています。実際、本当にどれもすごくいいのです。
 
 
でもやはり僕の場合は「演劇」です。
面白い「演劇」を、たくさんの「お客さん」に届けたいのです。
 
 
しかしなんで「演劇」なんだろう。
そしてどんな「演劇」を、どのような「お客さん」に届けたいのだろう。
たくさんの「お客さん」ってなんだろう。
 
 
「あなたは、どうして演劇をするのでしょうか?」
 
 
と問われると、なんだか漠然としたイメージはあるけど、具体的な言葉に出来ない・・・。
とにかく「演劇」が楽しくて、という理由なのですが、いったに何を楽しんでいるのだろうか・・・そんな根本の部分で悩む僕よ・・・37歳男子よ・・・。
 
 
という迷いを抱えたまま、制作ワークショップの当日、銀河ホールで演劇事業をバリバリやっている小堀さんや、たちかわシェイクスピアプロジェクトで若者とバリバリ芝居をつくっている中込さん、そして、参加してくれるみなさんの話を聞いたり、時に話しをしたりと思っています。
 
 
うまく何かがみつかったら、その何かをもとに八王子学生演劇祭2019をつくっていきたいと思います。なんとなく、何かみつけられそうな気はしています。
 
 
そして全然具体的に「制作ワークショップ」の中身について書けていないので、そう遠くないうちに、このページは更新されます。
 
しばらくしたらまた来てください、ぜひ。
 
 
 
最後に。
 
演劇を続けていこうと考えたとき、それがどのような役割の人であれ、必ず「制作」について考える瞬間がある、あった、と思います。
もしなかったら、fringeの別の記事である、制作者の孤立を防ぐために というページも読んでみてください。
 
遠い昔にこの記事を読んだときは、なるほど、としか思わなかったのですが、今読むと涙が止まりません。
 
 
 
 
 
 
○イベント情報(ここからは、チラシの内容と一緒です。)
 
【イベント名】

たちかわシェイクスピアプロジェクト×八王子学生演劇祭2019

「ああ、大人になっても演劇続けられないかな。大学生・高校生・中学生向け制作ワークショップ」
 
 

【キャッチコピー】

観客と作品をつなげるのが制作の仕事。君の表現を伝えたいのは誰?演劇の半分を創る「観客」のことを本気で考えよう。(演出家・中込遊里)
 
 
 
立川会場

2019413日(土)14時~18時半(実技ワークショップもあり)・開場30分前

たまがわみらいパーク・レインボーホール(立川市富士見町6-46-1旧多摩川小学校)

対象:中学生・高校生。一般の見学可能。

参加費:詳細は裏面

定員:30名(定員に達し次第締め切り)
 
 
 

【八王子会場】

2019414日(日)14時~16時半・開場30分前

いちょうホール 第2展示室 (八王子市本町24番1号)

対象:高校生・大学生。一般の見学可能。

参加費:無料

定員:30名(定員に達し次第締め切り)

 

 

演劇を続けている大人たち

 

小堀陽平(文化事業デザイナー)

1

1986年生まれ。都立戸山高校・日本大学芸術学部演劇学科出身。日本大学大学院芸術学研究科舞台芸術専攻博士前期課程修了。中学3年の時に初めて演劇の台本を書き文化祭で上演。高校では実質廃部となっていた演劇部に入部し、創作脚本で東京都大会に推薦される。2017年西和賀町文化創造館(銀河ホール)アートコーディネーター就任。町民劇事業「銀河ホール演劇部」、高校演劇大会「いわて銀河ホール高校演劇アワード」を企画・実施。現在、一般社団法人bridgeにて演劇によるひとづくりや文化事業のデザインに携わる。

 

中込遊里(演出家・鮭スペアレ主宰)

2

1985年生まれ。出身の、都立八王子東高校演劇部や、日本大学芸術学部演劇学科で出会った仲間とともに、女優中心の劇団「鮭スペアレ」を旗揚げ(2006年~)。コンテンポラリー能とも呼ばれる、生演奏・ジェンダーフリーの独特な演出でシェイクスピア劇を上演。2016年、結婚と出産を契機に、立川市の文化創造施設「たちかわ創造舎」に劇団の拠点を構え、多摩地域の中高校生と演劇創作する「たちかわシェイクスピアプロジェクト」を開始。その場に集う人々の力をどこまでも信じることから作品を編み出すことをモットーとする。

 

荻山恭規(八王子市学園都市文化ふれあい財団職員)

Photo

1981年生まれ。北見工業大学卒業後、2003年、東芝プロセスソフトウェア(現・東芝デジタルソリューションズ)に入社。月40時間を超える残業をこなしながら、隙間をぬって小劇場の舞台に立つ。2017年、先輩に誘われ、それまでまったく縁のなかった公益財団八王子市学園都市文化ふれあい財団に転職し、「八王子学生演劇祭」を担当。今となっては学生演劇にどっぷりとはまる、2児の父。

 

 
 
 

【申し込み・お問い合わせ】※立川会場と八王子会場で異なります。

立川会場:

たちかわシェイクスピアプロジェクト

tachikawaSPsince2016@gmail.com(お名前・学校・学年・ご連絡先を明記ください)

詳細はこちら

https://syake-speare.com/tsp

 

八王子会場:

(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団

電 話:042-621-3005

メール:geishin78@hachiojibunka.or.jp(担当:荻山)

(お名前・学校・学年・ご連絡先を明記ください)

詳細はこちら

http://www.hachiojibunka.or.jp/

 

 

【クレジット】

立川会場:

主催:たちかわシェイクスピアプロジェクト実行委員会

共催:たちかわ創造舎・公益財団法人立川市地域文化振興財団

PR提携:(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団

企画運営:鮭スペアレ

 

立川市旧多摩川小学校有効活用事業

<企画・運営>NPO法人アートネットワーク・ジャパン

NPO法人日本自転車環境整備機構

 

<連携団体>たまがわ・みらいパーク企画運営委員会

 
 
 
八王子会場:

主催:(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団 

企画・制作協力:たちかわシェイクスピアプロジェクト実行委員会

後援:八王子市教育委員会

 

 

 

 

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