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2019年7月 7日 (日)

課題戯曲の紹介! 第3回 シェイクスピア「夏の夜の夢」(翻訳:河合祥一郎)

八王子学生演劇祭2019
制作・広報担当の荻山です。

 

 

課題戯曲、全5作品を先日公表いたしました。

7/13、15の八王子学生演劇祭ワークショップ&説明会までに、僕も勉強をしておこう。

ということで全5作品の作者と作品内容について、全5回に分けて僕の感想も交えてご紹介いたします。

 

 

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課題戯曲を実際に手に取るのは、なかなかハードルが高いなと思います。

そのハードルを越えてもらうためにこのブログでは、「1.作者について 」の章で、どういう作者が書いているのか、どういう人が翻訳しているか、を、インターネットで公開されていることを中心に、僕の主観を交えて紹介します。

 

逆に、「2.作品について 」の章では、物語がどのように始まり、どのような登場人物がどれくらいでてきて、どんなことをするのか、そしてどのように終わるのかを、主観や、具体的な台詞のやりとりを、極力排除して紹介します。

排除した理由は、排除した部分をどんなにがんばって書いても、実際に戯曲上でおこなわれる台詞のやりとりのおもしろさには敵わないからです。

ここに書いてあるのは最低限のことです。なので読んでみてもし気になる戯曲がありましたら、ぜひ、戯曲を手にとってみてもらえると嬉しいです。ここに書いてあることよりも、もっともっと面白いです。

 

 


第3回は、シェイクスピアの「夏の夜の夢」です。

 

 

 

  

1.作者について

ウィリアム・シェイクスピア

 

〇wikipedia

ウィリアム・シェイクスピア

https://ja.wikipedia.org/wiki/シェイクスピア

 
俳優でもあったのですね。知りませんでした。演劇で生活をしていく、パトロンを得て、国王に愛されるなど、経営者としても優秀だったのでしょうか。なかなかスキャンダラスな生活を送っていたのかな。と同時に、別人説があるなど、謎に包まれた部分も多い人なのだなと思いました。Wikipediaには、これの10倍くらい情報があるので、興味がある方はぜひ…。

いろいろな面白くて奇妙なエピソードがいっぱいあるので、ぜひ調べてみてください。

 

 

作品一覧(wikipediaより転載、年代順に並べかえました)

 

1589年 - 1590年 ヘンリー六世 第1部(Henry VI, Part 1) (史劇)
1590年 - 1591年 ヘンリー六世 第2部(Henry VI, Part 2) (史劇)
1590年 - 1591年 ヘンリー六世 第3部(Henry VI, Part 3) (史劇)
1592年 - 1593年 リチャード三世(Richard III) (史劇)
1592年 - 1594年 間違いの喜劇(Comedy of Errors) (喜劇)
1593年 - 1994年 タイタス・アンドロニカス(Titus Andronicus) (悲劇)
1593年 - 1594年 じゃじゃ馬ならし(Taming of the Shrew) (喜劇)
1594年 ヴェローナの二紳士(The Two Gentlemen of Verona) (喜劇)
1594年 - 1595年 恋の骨折り損( Love's Labour's Lost) (喜劇)
1594年 - 1596年 ジョン王(King John) (史劇)
1595年 - 1996年 ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet) (悲劇)
1595年 リチャード二世(Richard II) (史劇)
1595年 - 1996年 夏の夜の夢(A Midsummer Night's Dream) (喜劇)
1596年 - 1597年 ヘンリー四世 第1部(Henry IV , Part 1) (史劇)
1596年 - 1597年 ヴェニスの商人(The Merchant of Venice) (喜劇)
1597年 ウィンザーの陽気な女房たち(The Merry Wives of Windsor) (喜劇)
1598年 ヘンリー四世 第2部(Henry IV, Part 2) (史劇)
1598年 - 1599年 空騒ぎ(Much Ado About Nothing) (喜劇)
1599年 ヘンリー五世(Henry V) (史劇)
1599年 ジュリアス・シーザー(Julius Caesar) (悲劇)
1599年 お気に召すまま(As You Like It) (喜劇)
1600年 - 1601年 ハムレット(Hamlet) (悲劇)
1601年 - 1602年 トロイラスとクレシダ(Troilus and Cressida) (悲劇)
1601年 - 1602年 十二夜(Twelfth Night, or What You Will) (喜劇)
1602年 - 1603年 終わりよければ全てよし(All's Well That Ends Well) (喜劇)
1604年 オセロー(Othello) (悲劇)
1604年 尺には尺を(Measure for Measure) (喜劇)
1605年 リア王(King Lear) (悲劇)
1606年 マクベス(Macbeth) (悲劇)
1606年 - 1607年 アントニーとクレオパトラ(Antony and Cleopatra) (悲劇)
1607年 - 1608年 コリオレイナス(Coriolanus) (悲劇)
1607年 - 1608年 アテネのタイモン(Timon of Athens) (悲劇)
1607年 - 1608年 ペリクリーズ(Pericles, Prince of Tyre) (喜劇)
1609年 - 1610年 シンベリン(Cymbeline) (喜劇)
1610年 - 1611年 冬物語(The Winter's Tale) (喜劇)
1611年 テンペスト(The Tempest) (喜劇)
1612年 - 1613年 ヘンリー八世(Henry VIII) (史劇)
1613年 二人のいとこの貴公子(The Two Noble Kinsmen) (喜劇)

 

中身は知らなくてもタイトルは聞いたことある作品ばかり。

チェーホフ同様、後世に与えた影響ははかりしれないものがあります。

 

 

翻訳

河合祥一郎(かわい しょういちろう)

〇researchmap

河合祥一郎

https://researchmap.jp/read0184890/

 

〇河合祥一郎氏のブログ

https://ameblo.jp/shoichiro-kawai/

 

   

  

 

 

誰が翻訳したか、というのはとても大切だと思います。

何故ならば、翻訳によって作品の印象はかなり変わるからです。

時代に合わせた伝わりやすい言葉になっています。ですので、翻訳者についてもぜひ、みなさんに知ってほしいです。

 

 

課題戯曲として紹介をさせてもらうにあたり、河合祥一郎氏に初めてメールしたのですが、戯曲の使用についてすぐに快諾してくれました。なんともありがたい話です。今回、同氏が2013年に刊行している「新訳 夏の夜の夢」を使わせていただいているのですが、読むと分かるのが、ものすごい注釈の数。「原文はこうでした。」「最近はこのような解釈もあります。」など、とても原作を大切にし、公平に書かれているなと感じました。

 
翻訳という作業が、どれほど深い考察のもとに行われているかが分かります。そんな同氏があとがきで翻訳にあたり注意した、というのが、「韻を踏むこと。」原作の恋人たちの会話は、英雄詩体という2行毎のセリフで表現されているそうです。そこをすべて日本語で表現した。とのことでした。
やりとりがとてもロマンティックで、ユーモラスで、お祭り、ああ、それはまさに夏の夜の夢。おもしろい作品だなと改めて思いました。

 

 

 

2.作品について ※あくまで戯曲上でおこる出来事の羅列です

 

「夏の夜の夢」

 
とにかく色々な人が、色々な恋をします。
ので、「今の恋の状態」を整理しながら読んでみました。
その章で初めて観客に公表された恋には「New!」、恋をする相手が変わった場合には「Update!」の文字を、先頭につけています。

 

 

〇登場人物 ※戯曲より引用
テーセウス:アテネ侯爵
ヒポリュテ:侯爵(テーセウス)と婚約したアマゾン国女王
フィロストレート:侯爵(テーセウス)の宮廷祝典長
イジーアス:アテネの貴族
ハーミア:その(イジーアスの)娘、ライサンダーの恋人
ヘレナ:ハーミアの幼馴染。ディミートリアスに恋する娘。
ライサンダー:ハーミアの恋人。
ディミートリアス:ヘレナの元恋人だが、イジーアスに気に入られてハーミアの婚約者となった青年。

 

侯爵およびヒポリュテに仕える者たち

ピーター・クインス:大工、前口上役
ニック・ボトム:機屋、ピュラモス約
フランシス・フルート:ふいご直し、ティスベ役
トム・スナウト:鋳掛け屋、ほり役
ロビン・スターヴリング:仕立て屋、月光役
スナッグ:指物師、ライオン役

 

オーベロン:妖精の王
ティターニア:妖精の王妃
パック、またはロビン・グッドフェロー:オーベロンの手下のいたずら妖精
豆の花、蜘蛛の巣、蛾、茄子の種ほか妖精たち。

 

 

 

 
〇あらすじ ※あくまで戯曲上でおこる出来事の羅列です

第1幕、第1場

 

① 登場人物:テーセウス、ヒポリュテ、(フィロストレート)、イジーアス、ハーミア、ライサンダー、ディミートリアス

 

婚姻の時が迫るテーセウスとヒポリュテは、フォロストレートにアテネの街をもりあげてこいと命ずる。そこにイジーアスが、ハーミア、ライサンダー、ディミートリアスを連れて現れる。イジーアスは、ハーミアの許嫁にディミートリアスを指名したのに、ライサンダーに夢中で困っている、とテーセウスに相談する。テーセウスはハーミアを説得するが、ディミートリアスと結婚するくらいなら死ぬ、とまったく聞く耳をもたない。そして、ハーミアとライサンダーは、その夜、駆け落ちをすることを約束する。

 

 

今の恋の状態:
New! ハーミア→ライサンダー(両思い)
New! ライサンダー→ハーミア(両思い)
New! ディミートリアス→ハーミア(片思い)

 

 

②  登場人物:ハーミア、ヘレナ
ディミートリアスが好きなヘレナ。ハーミアは、自分とライサンダーの駆け落ちの計画を伝え、安心してディミートリアスと幸せになってと伝える。しかしヘレナは、その駆け落ちの計画を、ディミートリアスに伝えようと考える。複雑な女心。

 

 

今の恋の状態:
New! ヘレナ→ディミートリアス(片思い)
ハーミア→ライサンダー(両思い)
ライサンダー→ハーミア(両思い)
ディミートリアス→ハーミア(片思い)

 

 

 
第1幕、第2場

 
① 登場人物:クインス、スナッグ、ボトム、フルート、スナウト、スターヴリング
侯爵、テーセウスの結婚の儀にむけて、「世にも悲しき喜劇、ピュラモスとティスベの残酷なる死」というお芝居を作ろうとしている面々。夜までにセリフを覚え、その夜、月あかりの下で稽古をしようと約束して別れる。

 

 

 
第2幕、第1場

 
① 登場人物:パック、オーベロン、ティターニア、妖精たち

 
一方、妖精の世界では、妖精の女王ティターニアがインドから連れてきた若い男に夢中。
妖精の王オーベロンとは夫婦喧嘩のまっ最中。そんな中、オーベロンはいたずら妖精のパックに、「恋の三色菫」をとってこいと命じる。その花の汁を眠っている人のまぶたに塗ると、次に目を覚ました時に初めて見た人を好きになってしまう、というとんでもないその花。オーベロンは、花の汁をティターニアのまぶたに塗ろうと考えたのである。

  

 

今の恋の状態:
New! ティターニア→インドの若い男(両思い?)
New! オーベロン→ティターニア(?)
ヘレナ→ディミートリアス(片思い)
ハーミア→ライサンダー(両思い)
ライサンダー→ハーミア(両思い)
ディミートリアス→ハーミア(片思い)

 

 


② 登場人物:ディミートリアス、ヘレナ
ライサンダーとハーミアを探しに来た、ディミートリアス、ヘレナ。ヘレナはディミートリアスに愛の告白をするも、ハーミアに夢中なディミートリアスに否定されてしまう。それをみたオーベロンは、ディミートリアスがヘレナを愛するよう、妖精のパックに「恋の三色菫」の花の汁を、ディミートリアスのまぶたにぬるよう命じる。

 

 
第2幕、第2場

 
① 登場人物:オーベロン、ティターニア、妖精たち、ライサンダー、ハーミア、パック

 
妖精たちの歌と踊りに包まれながら、眠りにつくティターニア。オーベロンはこっそりとそのまぶたに、「恋の三色菫」の花の汁を塗る。化け物に惚れろと願いをかけて。
そこに道に迷ったライサンダー、ハーミアが現れ、疲れた2人はそこで野宿、眠りにつく。結婚前のため、少し離れて寝る2人。そこに通りかかったパックは、「恋の三色菫」の花の汁をライサンダーに(本当はディミートリアスに塗らなければならないのに)塗ってその場を去る。

 

 

② 登場人物:ディミートリアス、ヘレナ、ライサンダー
ライサンダー、ハーミアが寝ているところに、ディミートリアス、ヘレナがやってくる。2人はそれに気が付いていない。ハーミアがみ見つからないことにいらだつディミートリアスは、ヘレナを置いてどこかへ行ってしまう。1人取り残されるヘレナ。寝ているライサンダーを見つけ、起こす。そして目を覚ましたライサンダーは、「恋の三色菫」の花の汁の力でヘレナに激惚れし、ヘレナを口説き始める。馬鹿にされていると感じて傷つくヘレナはその場から逃げ去る。ライサンダーは、やがてハーミアも目を覚ましたハーミアに、ひどいことを言ってヘレナを追いかけ去る。1人、おいてけぼりになるハーミア。

 

 

今の恋の状態:
Update! ライサンダー→ヘレナ(片想い)
Update! ヘレナ→人間不信
Update! ハーミア→ライサンダー(片思い)
ディミートリアス→ハーミア(片思い)
ティターニア→インドの若い男(両思い?)
オーベロン→ティターニア(?)

 

 

 

第3幕、第1場

 
① 登場人物:クインス、スナッグ、ボトム、フルート、スナウト、スターヴリング、ティターニア、パック

 
森の中。妖精の女王ティターニアの寝室のそば。それに気が付かず「世にも悲しき喜劇、ピュラモスとティスベの残酷なる死」の稽古をする職人たち。そこにロバの頭をつけた化け物(パックのいたずらで、ボトムが変化している)が登場し、散り散りに逃げる職人たち。1人のこるロバの頭をつけたボトム。その騒ぎで「恋の三色菫」の花の汁をつけられたティターニアが目覚め、ボトムに一目ぼれする。妖精たちにものすごい接待をうけるボトム。

 

 

今の恋の状態:
Update! ティターニア→ボトム(一目ぼれ)
ライサンダー→ヘレナ(片思い)
ディミートリアス→ハーミア(片思い)
ヘレナ→人間不信
ハーミア→ライサンダー(片思い)
オーベロン→ティターニア(?)

 

 

第3幕、第2場

 
① 登場人物:オーベロン、パック、ディミートリアス、ハーミア

 
ティターニアが化け物(ボトム)に一目ぼれしたと報告を受け、喜ぶ妖精の王オーベロン。そこに通りかかるディミートリアスとハーミア。傷心のハーミアに、ディミートリアスは優しい言葉をかけるが、怒って立ち去ってしまった。眠るディミートリアス。第2幕、第2場の、パックの痛恨のミスを責めるオーベロン。今度はディミートリアスが、ヘレナを好きになるようパックに命じる。ディミートリアスはまぶたに、「恋の三色菫」の花の汁を塗られる。

 

 

② 登場人物:オーベロン、パック、ディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミア
ライサンダー、ディミートリアスの2人に求愛されるヘレナ。馬鹿にされていると感じさらに傷つくヘレナ。そこにやってくるハーミア。ハーミアを拒否するライサンダー。ハーミアもグルだとわめくヘレナ。そしてヘレナをかけて、ライサンダーとディミートリアスは決闘を始め、ヘレナとハーミアも罵り合い、混沌。オーベロンにものすごく怒られるパック。

 

 

今の恋の状態:
Update! ディミートリアス→ヘレナ(両思い?)
ライサンダー→ヘレナ(片思い)
ヘレナ→人間不信
ハーミア→ライサンダー(片思い)
オーベロン→ティターニア(?)
ティターニア→ボトム(一目ぼれ)

 

 

③ 登場人物:パック、ディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミア

 
パックの巧みな誘導により、1か所に集められ、眠るディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミア。

 

 

 
第4幕、第1場

 
① 登場人物:ボトム、ティターニア、オーベロン、パック、妖精たち

 
仲睦まじいティターニアとロバの顔をしたボトム。それをみたオーベロンは満足し、ティターニアにかかっている「恋の三色菫」の魔法を解く(ここでティターニアのまぶたに「恋の三色菫」の花の汁をぬる、という翻訳が現代版には多いとのこと)。オーベロンへの愛情を取り戻し、ボトムを捨てるティターニア。何がなんやらわからぬといった有様。

 

 

今の恋の状態:
Update! オーベロン→ティターニア(両思い)
Update! ティターニア→オーベロン(両思い)
ライサンダー→ヘレナ(片思い)
ディミートリアス→ヘレナ(両思い?)
ヘレナ→人間不信
ハーミア→ライサンダー(片思い)

 

 

  

② 登場人物:テーセウス、ヒポリュテ、イジーアス、ディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミア
行方をくらませたディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミアを探しに来た、テーセウス、ヒポリュテ、イジーアス。寝ている4人を森の中で見つける。ぼんやりと目を覚ます4人。ライサンダーはハーミアを愛し、ディミートリアスはヘレナを愛している。すぐにでもこの4人を結婚させようというテーセウス。みな、アテネへ帰っていく。

 

 

今の恋の状態:
Update! ライサンダー→ハーミア(両思い)
Update! ディミートリアス→ヘレナ(両思い)
Update! ヘレナ→ディミートリアス(両思い)
Update! ハーミア→ライサンダー(両思い)
オーベロン→ティターニア(両思い)
ティターニア→オーベロン(両思い)

 

 

③ 登場人物:ボトム
目覚めたボトム。あれは夢だったのかな、すごい夢だったな、みたいなことを言いながら、アテネへと帰る。

 

 

 
第4幕、第2場

 
① 登場人物:クインス、スナッグ、ボトム、フルート、スナウト、スターヴリング
ボトムを探す職人たち。そこにボトムが帰ってくる。芝居の準備を始める。

 

 

 
第5幕、第1場

 
① 登場人物:テーセウス、ヒポリュテ、イジーアス、フィロストレート、ディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミア、クインス、スナッグ、ボトム、フルート、スナウト、スターヴリング

 
ディミートリアス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミアから、夜の森で起こったできごとを聞いたテーセウス、ヒポリュテ、イジーアス。不思議だなと思いつつも、めでたいね。という話になる。そして職人たちのつくりあげた、はちゃめちゃなお芝居をみんなで楽しむ。

 

 

② 登場人物:オーベロン、ティターニア、パック
愛し合うオーベロンとティターニア。よろこぶ妖精たち。パックの「影にすぎない我らの舞台、…」からはじまる有名なセリフで幕がおりる。

(終わり)

 

 

 

 

 

当初の状態:
ライサンダー→ハーミア(両想い)
ディミートリアス→ハーミア(片思い)
ヘレナ→ディミートリアス(片思い)
ハーミア→ライサンダー(両想い)
ティターニア→インドの若い男(両想い?)
オーベロン→ティターニア(片思い)

 

 

 
最終結果:
ライサンダー→ハーミア(両想い)
ディミートリアス→ヘレナ(両想い)
ヘレナ→ディミートリアス(両想い)
ハーミア→ライサンダー(両想い)
オーベロン→ティターニア(両想い)
ティターニア→オーベロン(両想い)

 

 

 

 

3.あとがき

  

オーベロンとティターニアは夫婦仲が戻ってよかったなと思うのですが、4人の恋人たちのうち、ディミートリアスだけはついに「恋の三色菫」の魔法が解けないまま終わるのです。しかし、それはそれで幸せなことだと、僕は思います。

 

 

それにしても大作でした。ここまでで6時間くらいかかりました。
ああしかし、みんな恋にうかれすぎだ。と、思いました。

最後、職人たちがつくったはちゃめちゃなお芝居をみて、みんなで楽しむ、という終わり方がとても好きです。

 

 

シェイクスピアの夏の夜の夢というと、僕の世代だと漫画、ガラスの仮面で主人公の北島マヤさんが妖精パックを演じてましたよね。

様々な方向から飛んでくるボールを避けることで、パックの動きを習得する、というエピソードはかなりのインパクトでした。

 

 

冬の演劇祭なのに、夏の作品です。でも祝祭的な作品で、知っている人も多いので、きっと盛り上がると思います。

 

 

 

八王子学生演劇祭2019の出演団体募集中です!

詳しくはこちら

 

 
八王子学生演劇祭2019とは

10代から20代半ばの若者が主体的、かつ、圧倒的に輝く舞台芸術創作を応援するため、2016年から毎年、八王子市芸術文化会館(いちょうホール)にて実施している。2018年は12月21日~23日の3日間、市内外で活動している7団体による公演を実施し、入場者数は600名を越えた。

2019年度からは総合ディレクターを起用。さらなる若者の演劇活動への支援、市民への演劇の普及を目的とし、「みんなで創る演劇祭」としてスタートした。

 

日時:2019年12月21日(土)、22日(日) 

場所:いちょうホール(小ホール)

 

twitter:@hachioji_engeki

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