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2019年9月

2019年9月 6日 (金)

「課題戯曲に挑戦!団体参加」の出演団体がきまりました!

八王子学生演劇祭2019

制作・広報の荻山です。

 

 

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「課題戯曲に挑戦!団体参加」の出演団体がきまりました!

 

 

追手門学院大学 STEP  「夏の夜の夢」 作:ウィリアム・シェイクスピア 翻訳:河合祥一郎

東京都立日野台高等学校演劇部 「ヒッキー・カンクーントルネード」  作:岩井秀人

演劇ユニットこえのしずく 「3人いる!」 作:多田淳之介

東京都立瑞穂農芸高等学校演劇部 「学割だからいいのよ」 作:東京都立八王子東高校演劇部

  

  

 

今回の八王子学生演劇祭の審査基準・選考過程について、以下、総合ディレクター中込氏からのコメントです。

  

 

  

〇審査基準と選考中に話題に上がったこと

 

審査は、主催である八王子市学園都市文化ふれあい財団の職員の方々と私で行いました。1次審査でも2次審査でも共通の審査基準は、「言葉で自分たちのやりたいことが伝えられているかどうか」でした。「なぜこの戯曲を選んだか」「どんなふうに上演したいか」というシンプルな根幹を、いかに言葉だけで他者に伝えることができるか、が、選考の分かれ目でした。

 

 

団体としての強度(例:人数や経験が多い・集客力があるなど)も、審査の参考にはしましたが、一番は演出プランでした。また、ある団体から「選んだ戯曲が他の団体と重なった場合、審査が厳しくなるか」という質問を受けましたが、それはありません。今回、上演される戯曲がバラバラになったのはたまたまです。私自身も驚いています。

 

 

また、書類を書くのにかけた時間=丁寧さについても、話題が上がりました。課題戯曲がある以上、その戯曲を、限られた時間の中でいかに読み込めるか、そして書き上げた書類を複数の目を通してチェックしてから応募しているかどうか、なども、評価のひとつでした。

 

 

 

〇八王子学生演劇祭の目的──落とすためではなくコミュニケーションとしての審査

 

団体参加には書類審査がありましたが、個人参加にはオーディションがありました。オーディションというと、何か激しい競争のような、ライバルを蹴落とすような、なんとなくそんなイメージが出てくるかもしれません。八王子学生演劇祭のオーディションは、そういう類のものではなく、ワークショップのようなものを目指しました。

 

「言葉でのコミュニケーション」ということを根幹に据え、「書く」「話す」「創る」の3つのメニューを通じた、プレ稽古・顔合わせといった方が近かったかもしれません。これからまた増えるかもしれませんが、10人ほどの参加者が決定しました。応募してくれたみなさんは一人一人個性的で「みんなで創る」ということをそれぞれ前向きにとらえてくださっているということがわかったので、全員通過となりました。

 

また、結果にかかわらず、団体参加も、個人参加も、応募してくれた一人一人に、「あなたのどこが素敵なのか」「ここを変えればもっと人に伝わる」という内容の応答文を書いてお送りしました。それは、言葉を通じてコミュニケーションを取るという、八王子学生演劇祭の目的のためです。

 

現状の八王子学生演劇祭は、若い団体・個人に上演場所の無償提供と宣伝協力を行い、活躍の場を広げることが趣旨です。しかし、時間も場所もお金も有限なので、応募してくださった誰もが希望通りの上演を行うことは難しいのが現実です。その上で、上演以外の形で、八王子学生演劇祭ができることを考えました。そして、創作過程のスタートである「言葉」を使って互いに刺激しあおう、ということを、一番の目的として据えました。

 

日ごろ、仲間内で創作に向かうことが大半の学生たちが、課題戯曲や私のような第三者の「他者の言葉」を聞くことは、これまでには気付かなかった自分の魅力を発見したり、演劇の新たな面白さを知ることの第一歩だと思います。

 

また、私自身も、戯曲や作品を通して言葉で応答することで、すでに、自分の足りない部分を知ったり、新しく夢が広がったりしています。応募してくださったみなさんのおかげです。

 

八王子学生演劇祭は20191221日・22日に本番ではありますが、それまでの過程もすべて演劇祭だと思っています。参加者のみなさんの創作過程にお付き合いできることを私も大変に楽しみにしています。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

 

八王子学生演劇祭総合ディレクター 中込遊里

 

 

 

以上です。

個人参加者もほぼ決定しました。こちらも、追って発表いたしますので、今しばらくお待ちください。

 

今後、出演団体についても紹介していきたいと思います。

さいごに、応募いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

 

 

4団体選出の経緯について(9/16追記)

「課題戯曲に挑戦!団体参加」ですが、当初3団体の出演を予定しておりましたが、最終的には4団体に出演をお願いすることにしました。
経緯としてまして、まず、2団体の出演が1次募集で決まりました。その後、2次募集の選考において、特徴が大きく異なる2団体が最終候補に残りました。
長く議論を重ねたのですが、結論がでませんでした。

その後、予備として確保していた時間を活用するなどスケジュールを工夫し、両団体に出演をお願いした場合でも、各団体に負荷なく公演を実施できると判断したため、4団体選出としました。

 

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