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2019年11月 6日 (水)

一緒に創ろう、個人参加! 第2回稽古(10月15日) 『百歳まで生きたら』について語る回

八王子学生演劇祭2019

制作・広報の荻山です。

 

<お知らせ>

八王子学生演劇祭2019は、2019年12月21日、22日の2日間、八王子市のいちょうホール(小ホール)で行われます。

詳細はこちら

  

「一緒に創ろう!個人参加」の稽古場からレポートです!

 

今日は第2回目。

 

今回から毎回初めの30分間で、参加者が1人ずつ「稽古リーダー」になり

自分の練習方法をみんなと共有していきます。

今日はイトウさんによる、「太極拳」講座からスタートしました。

なんとなく、映画などでみたことがある「太極拳」。

 

 

Img_3159

太極拳をみんなでやっているときの写真

 

 

僕も参加したのですが、つ、疲れる。イトウさん曰く、ゆっくり動くとより疲れるそうです。きちんと習いたい、という参加者もいました。長生きできそうな気がして、この作品にあっているな、と思いました。ありがとうございます!

 

 

というわけで、残りの時間は「語り合う、『百歳まで生きたら』」

 

 

出演者たち全員と、約2時間、100歳まで生きることについて、ひたすらに話し合いました。

全文を書きだすと膨大な量になるのと、繊細な話題もいくつかあったため、荻山の主観のもと、かなりざっくりと書きます。

 

〇老いること〜100歳まで生きたいか?〜

 まず、今回創っていく作品「100歳まで生きたら()」の根底にあるテーマ、「老いること」についての話からシンポジウムは始まりました。「身体が健康で好きなことができるなら100歳まで生きたい」「身体が動かなくなることや、新しいものを受け容れられなくなるのではないか」など、老いることへの不安が多く出ました。対して、「子供や孫の成長が見たい」「未来の世界を知り、可能な限り体験したい」など、未来への期待を語る姿も。

 その中で多くの共感を得たのが「人生のカウントダウン」が既に始まっているという感覚でした。「10歳になったときに、あと90年かと思った」という人も。刻々と迫る終わりに向けて、何をしていくのか。プレッシャーに似た感覚なのでしょうか。一方で、「人生の仕組みってすごくて、常に課題が設定され、期限がある、だから楽しいのでは。なんとなく生きて、100歳になったらいい。未来が分からないから楽しい」という声もありました。みんな、自分の濃ゆい世界観を持っていますね。

 もう一つ話題に上ったのが、「人生のピークはどこ?」という問題です。常に今がピークだと思う人、生まれた時がピークで後は落ちていくと思う人、はたまた人生の波は上下ではなく変化なのだと思う人、これも人によって様々でした。「赤ん坊の頃寝ている私を見て母が拍手をした、そこが私の人生のピークじゃないか」と話す人に対して「今度は自分の子どもが生まれて、自分の子どもに拍手する日が来たら、ピークを更新できるのでは」という切り返しも!これだけでお話が一本作れてしまいそうです。

 

◯死ぬということ、生きるということ

 老いることを話す時避けられないのは"死ぬということ"についての話題です。当たり前ですがこの中の誰も経験したことのないこと。不安、怖い、という声が多かったです。ある人は、「誰かに影響をあたえなくなったら、それが死。歴史に残るような死に方をしたい」と。それに対して「本当に影響を与えられているのか、死んでしまったら確かめられないのでは?」などなど。

 でも、私たちは生きている。寿命からいくとまだ何十年も生きていくでしょう。生きることって、楽しいこと?楽しい、苦しい、簡単に割り切れるものではなさそうです。「楽しいって思うと、そこから落ちることを想像してしまう」「苦しいことは、成長するために苦労を買い取ってる気持ちでいる」「楽しいは、楽しくなる、というより、楽しくするものだ」etc.etc...

 「楽しくなくなった日に死ぬ、そう決めた」という言葉も出てきて、楽しいということについて、切実にみんな考えているんだと思ったり。

 

◯演技・創作について〜シンポジウムは続く〜

 シンポジウムはとどまることを知らず、いま、真摯に取り組んでいる演技・創作の話へ。成長するために必要なこととは?

 「知り合いの舞台をみにいくと、それ、出るの俺でしょってなって。家に帰ってそのセリフを練習する。それを次の自分の糧にする」と、負けず嫌いな性格を成長の種にしたり、「自分のことをうまいって思ったら負けだと思う」と、常に謙虚にいようとしたり。また、先ほどの「楽しい」も成長には欠かせない、という人も多くいました。「怒られて奮起する気持ちがわからない、常にポジティブな方向にもっていかないと」と。その「ポジティブ」という言葉から、演劇をやっている人にはポジティブな人が多い、いやそんなことはない、と、意見が分かれました。個人的にはネガティブ、というか、色々なことをつきつめて考える人が多いのかな、とは思います。みんな自分の世界を色濃くもっているので。みなさんの周りの演劇人はどうでしょうか?

 

◯友達について

 最後は、いま切っても切り離せない「友達」について。ここでも、考え方は十人十色ですね。

 まずは不安や悩みから。「小さいころにあった、友達をつくる力がなくなった。上京してきたばかりで、今までの18年間を共有できない人がいて、そういう人たちと仲良くなれるのか、歳をとると、もっともっとできなくなるのではないか」と未知の友達づくりへの不安を語りました。それに対して、「子ども同士がすぐ仲良くなれるのは、考えが固まってないから。歳をとると、考えが固まってくるから、違う仲良くなり方がある」という意見も。

 また、そもそも友達とは?友達の定義についても様々な意見がありました。「話をした瞬間に友達。友達と遊びに行ったりあまりしないから、話しかけられる関係であれば、それは友達」という人や、「友達、というよりも、相手のことをどれくらい知っているか、相手にすり合わせていくこと、それをどこまでやるか」という意見、「友達って言葉で、なにかとジャンルに分けたがるけど、100%友達じゃなきゃ友達じゃないっていうのはよくわかんないなって」など。

 ほかにも、「母は中高時代の仲間を大切にしている。父はmixiとかで仲間を増やしている。友達の作り方、とかは、変わっていく」「老人になっていくにつれて必要になる能力は、コミュニティをつくる能力なんじゃないか」などなど、活発に意見が交わされました。これ、何シンポジウムだったっけ…?というわけで、約2時間にわたるシンポジウムが終了しました。

 

◯演出家・中込さんから一言

 「私が18歳の時期は本当にきつくて、早く大人になりたいと思っていました。今回、『100歳まで生きたら()』を縁にして、みんなが集まったこの場所では、社会性がなくてもよくて、それは社会では通用しないけど、それを乗り越えられるのが演劇です。」力強い一言ですね。これから私たちが100歳までに経験するいろんなことを乗り越えるヒントを、この稽古を通して見つけてくれれば、と切に思います。

 

 

というわけで、かなりの長文レポートになりましたが、みんなの発言を書き起こした原文はこれの16倍ありました。

 

前の記事:10月8日(火) 「100歳まで生きた男について考える回」

次の記事:10月20日(日) 若さというものに悶えた回

 

 

 

<おしらせ>

「個人参加枠 15歳~25歳の公募で集まったみんな 」の八王子学生演劇祭での公演は!

12月22日(日)1500開演 ※開場は開演20分前

「百歳まで生きたら(仮)」作:中込遊里とみんな

 

公開リハーサル:

12月21日(土)18:30ころを予定。

 

【会場】八王子市芸術文化会館 いちょうホール(小ホール)

東京都八王子市本町24番1号

 

【料金】

入場無料・全席自由

 

 

中込遊里 プロフィール

1985年日野市生まれ。都立八王子東高校出身。日本大学芸術学部在籍中、演出と演技を中心に学ぶ。卒業制作公演「夏の夜の夢」(作・シェイクスピア)では歴代最高の動員数を記録。大学在籍中に「鮭スペアレ」旗揚げ(2006年~)。シェイクスピアなどの古典作品を、生演奏の音楽劇として演出する。2014年・2015年「利賀演劇人コンクール」奨励賞受賞。2016年より立川市を拠点に、多摩地域の中高校生と演劇創作する「たちかわシェイクスピアプロジェクト」を開始。その場に集う人々の力をどこまでも信じることから作品を編み出すことをモットーとする。一児の母としても奮闘中。

 

 

 

 

 

○公演フライヤー

表:

Photo_20191014112901

 

裏(タイムスケジュール):

Photo_20191014112902

 

 

主催・お問合せ:(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団(042-621-3005)

運営協力:鮭スペアレ 宣伝美術:こばやし帝国(タマゲキ)

後援:八王子市教育委員会

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