一緒に創ろう、個人参加! 第4回稽古(10月25日) 年齢を重ねること
八王子学生演劇祭2019
制作・広報の荻山です。
<お知らせ>
八王子学生演劇祭2019は、2019年12月21日、22日の2日間、八王子市のいちょうホール(小ホール)で行われます。
詳細はこちら。
「一緒に創ろう!個人参加」の稽古場からレポートです!
10月25日。今日は第4回目。
今日はみんなは15:00から稽古でしたが、私は19:00からの合流でした。
19:00ころ稽古に合流したときには、2グループに分かれて創作タイム。
今日も、ある男(A君)の人生について考えました。
話し合いながら、時に演技をしながら、稽古も4回目を迎え、コミュニケーションも活発になってきたなあ、という印象です。
意見をぶつけ合いながら、というシーンもしばしばみられ、みんな自己主張が出てきたなと感じました。
2回目の稽古で出演者の1人が言っていた、「出会うというのは、お互いの何かをすり合わせていくこと」、を考えながら見ていました。
それが徐々に、でも加速度的に起こっているな、という印象です。
20:00から2グループの発表がはじまりました。
ベースとなる物語はこちら。
グループ1:
2089年、A君(90歳)が、寝たきりとなっている妻のEmmaと一緒に、自宅で演劇祭をみるシーン。
ごはんを取りにA君が席を立ったすきに、Emmaが息を引き取る。
中込さんからのアドバイス:
とても良かったが、結構、王道的な出来になってしまった。
こっけいな死というのもあるので、そこをもっと追及してみたら。
グループ2:
2040年、A君(40歳ころ)と学生時代のバンドメンバー(男性3名)が集まって昔話をしている。
尽きることの無い思い出話。寡黙なベースのメンバーがモテていた、という話など。
A君は、19歳の成人式に自分が出席なかったときのことを、ふと思い出す。
中込さんからのアドバイス:
会話がとても上手だったけど、話が全体的に発散してしまった印象。
でも細かく整理していけば、1つのシーンにできるかもしれない。
最後に全体の構成について、中込さんからのお話:
A君の話を主軸にしながら、全然違う個人の物語が、そこに挿入されるイメージ。
まだもう少し、この物語の種をみんなで見つけていく作業をしたい。
<おしらせ>
「個人参加枠 15歳~25歳の公募で集まったみんな 」の八王子学生演劇祭での公演は!
12月22日(日)15:00開演 ※開場は開演20分前
「百歳まで生きたら(仮)」作:中込遊里とみんな
公開リハーサル:
12月21日(土)18:30ころを予定。
公開稽古:
11月23日(土・祝)11:00~15:00
場所:ajirochaya・カフス蔵・路上(ユーロード)
東京都八王子市本町24番1号
【料金】
入場無料・全席自由
中込遊里 プロフィール
1985年日野市生まれ。都立八王子東高校出身。日本大学芸術学部在籍中、演出と演技を中心に学ぶ。卒業制作公演「夏の夜の夢」(作・シェイクスピア)では歴代最高の動員数を記録。大学在籍中に「鮭スペアレ」旗揚げ(2006年~)。シェイクスピアなどの古典作品を、生演奏の音楽劇として演出する。2014年・2015年「利賀演劇人コンクール」奨励賞受賞。2016年より立川市を拠点に、多摩地域の中高校生と演劇創作する「たちかわシェイクスピアプロジェクト」を開始。その場に集う人々の力をどこまでも信じることから作品を編み出すことをモットーとする。一児の母としても奮闘中。
○公演フライヤー
表:
裏(タイムスケジュール):
主催・お問合せ:(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団(042-621-3005)
運営協力:鮭スペアレ 宣伝美術:こばやし帝国(タマゲキ)
後援:八王子市教育委員会
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