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« 一緒に創ろう!個人参加の話① 「一緒に創ろう!個人参加」って、何? | トップページ | 一緒に創ろう!個人参加の話③ ざきりんさんの話・どういう稽古場にしてきたいか・参加者に期待すること »

2020年9月11日 (金)

一緒に創ろう!個人参加の話② サザエさんとガラパゴス家族

八王子学生演劇祭制作・広報の荻山です。

 

 

前回に引き続き、「一緒に創ろう!個人参加」の対談2回目です。前回はこちら

 

 

 

八王子学生演劇祭2020 出演団体・個人の募集はこちら

上演日時:2020年12月19日(土)、20日(日)

会場:いちょうホール(小ホール)予定 ※上演形式については変更する可能性があります。

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デザイン:こばやし帝国

 

 

 

 

<お話をする人のプロフィール>

中込 遊里(なかごめ ゆうり)

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1985年日野市生まれ。都立八王子東高校出身。日本大学芸術学部在籍中、演出と演技を中心に学ぶ。卒業制作公演「夏の夜の夢」(作・シェイクスピア)では歴代最高の動員数を記録。大学在籍中に「鮭スペアレ」旗揚げ(2006年~)。シェイクスピアなどの古典作品を、生演奏の音楽劇として演出する。2014年・2015年「利賀演劇人コンクール」奨励賞受賞。2016年より立川市の文化創造施設「たちかわ創造舎」に劇団の拠点を構え、中高校生と演劇創作する「たちかわシェイクスピアプロジェクト」を開始。これまでのワークショップ参加者は150名を超える。その場に集う人々の力をどこまでも信じることから作品を編み出すことをモットーとする。

 

 

清水 いつ鹿(しみず いつか)

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撮影:木村護

東京都中野区出身。小中高と9年間演劇部に所属。日本大学芸術学部演劇学科演技コース在籍中、「鮭スペアレ」に入団し、以来俳優として活動を続ける。同団体には第2回公演以来全作品に出演。劇団の看板として、安定した低音声で劇世界の根底を支える。2017年より「たちかわシェイクスピアプロジェクト」でのワークショップ講師も務める。

 

 

宮崎 悠理(みやざき ゆうり)

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大阪府東大阪市出身。桜美林大学卒業。高校は大阪市立の演劇学科を卒業。現在はフリーの俳優として舞台を中心に活動しており、コンテンポラリーダンス作品や映像作品にも出演している。また、演劇を用いたコミュニケーションワークショップのファシリテーターとしての活動に注力しており、小学生から高校生を対象にコミュニケーション能力向上を目的としたワークショップを都内外問わず実施している。

 

 

 

今年はどういう作品づくりを目指すのか、前回に引き続き、演劇祭の総合ディレクターであり、「一緒に創ろう!個人参加」の演出を行う中込遊里さん(以下、中込)、演出助手の清水いつ鹿さん(以下、いつ鹿)、宮崎悠理さん(以下、ざきりん)にお話を伺いました!

 

 

 

― 今回の八王子学生演劇祭「一緒に創ろう!個人参加」での作品タイトルですが、『ガラパゴス家族』ということで、家族に焦点があたるのかなと思っています。どうしてこのタイトルにしたのでしょうか。

中込:うーんと。

  

― どうしてもタイトルを『ガラパゴス家族』にしたい、という話だったかと思うのですが。

中込:えーと。

  

いつ鹿:きっと、思いつき、と、思い込みだったんじゃないかな(笑)。

  

ざきりん:すごい言われよう(笑)。

  

中込:ねえ、こういうインタビューって、普通、誰かがフォローしてくれるんじゃないの(笑)。

  

いつか:自分で自分を守るしかない(笑)。

  

一同、笑う

  

中込:家族をテーマにしたのは2つ理由があります。まず、いま外出自粛が続く中で、家族と、家族じゃない人の人間関係が切り分けられてしまったなと。家族と過ごす時間も増えたし。1人で暮らしている場合も含めて、家族というものを考えざるを得ない状況になったなって。それを今回の創作のスタートにして、みんなで考えたいなと思いました。

  

― 確かに、家族と過ごすことが増えました。

中込:もう一つは、去年の個人参加枠では、「どこでもないなんでもないコミュニティとファンタジー」というテーマがあった。そのテーマには引き続き興味がある。演劇創作を行うときに、何にも縛られない、名前も付けられないようなコミュニティができたら楽しいと思う。それを考えるにあたって、家族というテーマは、とてもヒントになる。

 

― なるほど。そういうことを踏まえてもう少し聞かせてください。家族を題材にした作品ってものすごく沢山あると思うのですが、今回はどのようにこのテーマに切り込んでいく予定ですか?

中込:え・・どうなるんだろう。ふふ(笑)。

  

― えっと・・どうなると思いますか、いつ鹿さん。

いつ鹿:なるほど、今日ここに呼ばれたのは、こういう質問を私に丸投げをする為だという事がわかりました。

  

一同、笑う

 

 

 

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いつ鹿:『ガラパゴス家族』というタイトルからは、例えば昭和から脈々と続くホームドラマみたいな感じは受けない。おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、猫のタマ、という感じではなく、家族の固定概念を壊すような作品になるのではないかなと。

  

中込:そうそう。

  

いつ鹿:でも逆に、みんなが想像できる家族、サザエさん、みたいな。そこをスタートにしてもいいかもしれない。

  

― 確かに、色々な切り口が想像できますよね。ちなみに、『ガラパゴス』という言葉を使ったのは、どのような意図があるんですか?

一般的に「ガラパゴス化」というと閉鎖的というマイナスイメージがありますが、ガラパゴス諸島では閉鎖的ゆえに生物が独自の進化を遂げたという面白さがあります。独自の進化を遂げるって、未知でワクワクしませんか。その独特さと、去年からの創作テーマ「どこでもないなんでもないコミュニティ」が結びつきました。

 

― では、独自の進化を遂げた家族の話、という感じですか?

そうなるのかはまだわからないんですけど、まずは参加者のみなさんと話しながら家族についての思考を網の目のように広げていき、集まった人たちでの独自の家族作りをしていきたいです。ただ、今私が妄想しているのは、社会をよりよくするための、立派な社会構成員としての家族の形を考えるというよりは、より個的な、ガラパゴスの名前の通り閉鎖的な家族像なんですよね。閉じていくことには良い面も悪い面もあって、その両方を視野に入れて、どちらかを見て見ぬふりをしないように、家族を形成していきたい、というようなことを思ってます。

 

― 確かに、考えてみると家族というのは、「ガラパゴス化」が起こりやすいんですかね。家族ごとに、独自のルールや価値観をいっぱい持っているという印象があります。

中込:「ガラパゴス化」が起こりやすい理由は、やはり家族だけで一緒に暮らす時間の長さが大きいなと思います。でも、どうしても無視できないのが血の繋がり。血の繋がりというのは家族を語る上でやはり、とても大きな要素かなと思います。

 

― ああ、血の繋がり。

中込:血の繋がりがあるから家族。血の繋がりは選べない。でも、血が繋がっているから、一緒にいるべき?その考え方に安住していいのか?ということは、誰でも思っているんじゃないかと思います。

 

― なるほど。

中込:さっき、いっちゃん(いつ鹿さん)がサザエさんの話をしていたけど、サザエさんは今の時代を全く反映していないのに、いつまでも放送されている。それは需要があるってことですよね。私もつい、サザエさんを観てしまう。それに加えて、サザエさんの家族に憧れがあって、サザエさんの家庭の一員として生活してみたと思ってしまうんだけど、実際にそんなことがあったらすごく束縛されて、自由には生活できない。自由に生活したいのに、サザエさんに憧れるって不思議な感じもするけれど、でもこの引き裂かれ方って、誰もが思っている事なのかなと。それに対して、一歩踏み出して新しい家族をつくり出そうとしている人は、あまりいないんじゃないかな。

 

― 答えがなさそうですね。

中込:そうね。そういう事を参加者と話をしながら創作の核を作っていく。私だけではわからない感覚を持ち寄って、話し合いが出来ると豊かだなって。

  

ざきりんさん:おもしろそう。

  

 

 

今日はここまで。

次回は最終回。ざきりんさんの話、どういう稽古場にしてきたいか、参加者に期待すること、の3つについてです。

お楽しみに!

 

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